
わたしはどちらかというと悩みが多く、人生が複雑で、生きることはつらいものだと思っているタイプでした。考えても解決しない人間関係に悩んだり、複雑な問題に思考を巡らせて堂々巡りをしたり。
そんなわたしがいまでは驚くくらいにすっきりとシンプルに考えがまとまるようになってきました。そのきっかけは、『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』との出会いです。
本記事はこんな方におすすめ
- 悩むことが多く、複雑な思考をお持ちの方
- 人間関係に疲れ、孤独になりたいと考えてしまう方
- 自分の存在や価値を見出せず、自分を卑下してしまう方
毎日のように『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』に触れて、アドラー心理学を学んでいます。アドラー心理学をわかりやすく教えてくれる『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』。
この本は、自分を変え、世界を変え、誰もが幸福になるチャンスを与えてくれる本です。ぜひ一度手に取って、自分が少しづつ変わっていく感覚をあなたにも追体験してほしいです。
『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』の著者は、日本のアドラー研究の第一人者である哲学者の岸見一郎さん、ライターの古賀史健さん。出版社はダイヤモンド社。出版日は2013/12/13です。
今日は『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』の序章の中から、名言をピックアップしていきます。『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』は、人に嫌われるコツを解説しているのではありません。
最終的には、この世界と人々とともに幸せになるコツを解説しています。
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嫌われる勇気【名言集】序章編


『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』は、名言の宝庫です。大切なポイントをピックアップすることにより、『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』がどんな本なのか、お伝え出来たら良いなと思っています。
『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』は、アドラー心理学に精通した哲学者である哲人と、人は変われないし誰でも幸せになるなんてことはできないと主張する青年との対話形式で進みます。
対話形式なので、お互いの主張がわかりやすくて理解が進みます。『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』は、本当に良く考えられた素晴らしい本です。
世界はシンプルである
哲人:世界は信じがたいほどにシンプルなところですし、人生もまた同じです。
『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』序章より
以前のわたしは、自分の見える景色や出来事を、とても複雑な問題、あるいは原因があるとして見ていました。だから、悩みが深くなりがちだし、内心自分では到底解決できない問題であると捉えていました。
ですが、世界は信じがたいほどにシンプルだし、人生もまたシンプルなのだそうです。
複雑なのは世界ではなく自分
哲人:「世界」が複雑なのではなく、ひとえに「あなた」が世界を複雑なものとしているのです。
『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』序章より
アドラーや著者のように、世界はとてもシンプルだと思う人がいる。対して、世界が複雑怪奇で混とんとした解決しがたい景色で満ち溢れているように見えるわたしのような人もいる。
どちらが本当の世界の姿なのだろうか?
正解はどちらでもなく、世界の姿は自分の主観で決まるのです。
問題は世界ではなく、自分自身にある
哲人:問題は世界がどうであるかではなく、あなたがどうであるか、なのです。
『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』序章より
世界はひとつです。誰から見ても世界は同じはずです。なのにシンプルに見える人もいれば、複雑で理解しがたいものに見えてしまう人もいる。これは客観的な観点で世界がどうあるかが問題ではなく、主観がどう世界を映しているかが問題なのです。
つまり、世界がシンプルに見えるのも、複雑に見えるのも、世界がどうあるがではなく、自分がどう見ているかで決まるということです。
これは勇気の問題である
哲人:世界を直視することができるか。あなたにその”勇気”があるか、です。
『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』序章より
青年:勇気?
哲人:ええ、これは”勇気”の問題です。
世界がシンプルなものであるとして、世界を見てみよう。きっとそれは怖いことだと思います。世界は複雑で混とんとした理解しがたい景色だったのに、急に自分の主観を変えることなんでできるわけがありません。
そんなことをしたら、これまで培ってきた自分の価値観や存在意義が根底からひっくり返ってしまいます。
ん?
世界はシンプルなものであるとして世界を見ようとするだけで、自分がひっくり返ってしまうの?
あれあれ?
それって、自分が変わるだけで、世界が丸ごと変わってしまうことになりませんか?自分が変わるだけで世界が変わってしまうから、自分が変わる勇気が持ていないのか?
つまり、自分を変える勇気さえあれば、世界は変わる。
人はただちに幸せになれる
哲人:人は変われます。のみならず、幸せになることもできます。
青年:いかなる人も、例外なく?
哲人:ひとりの例外もなく、いまこの瞬間から。
『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』序章より
誰もが幸せになりたいと願っています。一方で、人は変われないと苦しんでいます。
自分は本当に幸せではないのでしょうか?この世に生を受け、この時代に生き、いまこうして自分がある。本当にこれは幸せとは言えないことなのでしょうか?
それぞれが抱えている問題はあるでしょう。過去のトラウマに苦しんだり、複雑な人間関係に悩まされる人もいることでしょう。自分の持って生まれた性格や境遇、環境にあらがえず、現在だけでなく未来すら希望に満ちたものに見えないという時もあるでしょう。
だから、人はそうやすやすと変われないし、幸せや不幸は自分ではコントロールできないし、自分の幸せは自分が生まれ落ちた時点である程度決まっているようなものだと。
ん?
でも、それっておかしいですよね。
今日の努力が、明日を変えることはないのでしょうか?
作り笑顔をするだけで、周囲の反応が変わったと感じることはなかったですか?
誰からも理解されない自分だけが感じるちいさな幸せを感じたことは無いのですか?
幸せであるかどうかを決めているのは自分です。変わろうとするのか、変わるまいとするのかを決めるのも自分です。未来に向かって努力をするかどうかを決めるのも自分です。
そう考えると、幸せになれるかどうか、変われるかどうか、未来がどのようにして決まるのか、そのすべての決定において自分がどのようにふるまうかで、自分が決まるということになります。
変われないと思う人は、変わりたいと願っている
哲人:あなたの立場は「人は変われない」なのですね?
青年:変われません。現に、わたし自身が変われずに苦しんでいます。
哲人:しかし同時に、あなたは変わりたいとも願っている。
青年:もちろんです。もしも変われるのなら、この人生をやり直せるのなら・・・
『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』序章より
人は変われないと思っている。でも、その多くの人は変われずに苦しんでいる。しかも、内心は変わりたいと願っている。変われない、変わりたい、変われれるならば。。。
シンプルに考えれば、答えはもう明白なのです。
変わりたい自分を変えないと決めているのは、変われるならばと願っているだけで行動していない自分なのです。
自分を変えられる人は結局、誰?
哲人:自分を変えることができるのは、自分しかいません。
『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』第三夜 他者の課題を切り捨てるより
これも後ほどの章で出てくる名言のひとつです。
自分を変えることができるのは、自分しかいない。これを理解するだけで、世界が大きく変わります。世界が変わらないのではなく、自分が変わらないだけなのかもしれないと気がつければ、もうアドラー心理学の根幹を理解したも同然です。
まとめ 嫌われる勇気【名言集】序章編-自己啓発の源流「アドラー」の教え


『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』は、まだまだ先が続きます。『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』は、この先も大事なことがいっぱい出てくるし、本をすべて読み進める必要があるし、読み終わってもさらに腑に落ちるまで何度も繰り返し読み返して、やっと本質が見えてくるものだと思っています。
ただ、この序章だけでも理解することができれば、自分の見ている世界を変えるきっかけをつかめるかもしれないし、アドラー心理学の大事な部分や『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』のもっとも伝えたいところが理解できます。
『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』の序章は大切なことが凝縮されています。
ただ、序章だけだとなぜこの本のタイトルが『嫌われる勇気』なのか、ちょっとわかりませんよね。このタイトルがこの本をわかりづらくしていると思いますが、嫌われる勇気がなぜ必要なのかは、この本を読み進めるとわかってきます。
『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』をぜひどうぞ。


『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』
単行本でも、電子書籍でも、本を聴くこともできます!
繰り返し何度もインプットするなら、嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え Audible版がオススメです!