転職を繰り返すというのは、あまり一般的にはあまり良いイメージがありませんよね。働きたくないがゆえに、逃げてばかりの転職ではお話になりません。
ですが、スキルアップのためであったり、時代の変化に順応しようとして、転職を繰り返すことはどうなのでしょうか?
結論
変化に対応するための転職なら何度繰り返してもOK!
結論としては、変化に対応していくための転職ならば、何度繰り返してもOKです。むしろ時代や業界の変化が激しい現代においては、転職を前提に自分のキャリアアップを考えても良いくらいです。
本記事の信頼性
わたしはこれまで、転職を3回繰り返し現在は4社目です。
時代の変化に順応したキャリアアップができた結果、年収は4ケタを超えています。
目次
転職を繰り返すと良い理由とメリット
時代や業界も数年ごとに大きく変化しています。ここ10数年でも、リーマンショックから東日本大震災、スマホが隆盛を極め、コロナショックで世界が大きく変化しています。
そんな変化の激しい時代に置いて、自分の適性や本当にやりたいことが1度きりの就職でマッチングできるとは限らないのです。
その時点においてはマッチングできていたとしても、自分の考えや時代や業界の変化によって、もっとやりたいこと、やるべきことが変わっていくからです。
そんな変化の激しい時代においては、転職を繰り返すことがメリットになりえます。新しいスキルや経験が蓄積され、時代や業界の変化の適応した人材になれるからです。
ここでは、そもそも働きたくないがゆえの転職や言い訳ばかりで逃げているような転職を指しているのではありません。
転職とは自分を成長させるための大きなきっかけづくりになります。
リストラや倒産などで転職を余儀なくされるケースもありますが、そのような理由での転職も含めて、転職というのは大きな変化のきっかけになります。
変化に対応できず、変化に取り残されるというのは、本当に惨めな末路が待っています。
変化に対応するためには、自分の立ち位置を変えていく必要があります。自分の立ち位置を変えることもせずに、大きな変化に対応することは不可能です。
そのような変化に対応していくために転職を繰り返すことは大きなメリットであり、結果的に自分のスキルや経験を大きく伸ばすことができ、自分の成長につながるのです。
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転職を繰り返した結果は本当に良かった
わたしは心も体も仕事のやる気もヒョロヒョロすぎて、気持ちが常に逃げていた後ろ向きな転職を繰り返しました。
だから、みなさまに決して自慢できるようなキャリアではありません。
ですが、そんなわたしですが1点だけ良かったと思える点があります。
転職で重要なポイント
『これから先は時代がどのように変化していくのだろう?自分はどんな業界で働けば良いのだろう?』という疑問のもと、自分が働くフィールドを変化させてきたことです。
わたしは新卒で通信機器の営業マンになりました。その後、パソコンすら満足に理解していないのにIT業界に飛び込み、そしてネットベンチャーを経て、ポータルサイトを立ち上げました。
その背景ではITがあまりにも強大な成長をしてきました。ITの大きなうねりが巻き起こす波にうまく乗ることができたのだと思います。
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転職を繰り返した結果、変化に対応できる人材になれた
転職を繰り返すことで、具体的にどのようなスキルが身についたのでしょうか?わたしの例で恐縮ですが、転職するたびに新たなスキルが身についていくことがわかると思いますので、参考までにご紹介いたします。
新卒で入社した会社
わたしは新卒で通信機器の販売会社に勤めました。嫌々ながらも飛び込み営業を繰り返すことで、自分のスキルが高まりました。
ただ、価格勝負のハードウェアの販売には限界を感じました。ちょうどWindows95やNT4.0が隆盛を極めた頃でもあったので、これからはパソコンの時代であろうと考えて、思い切ってソフトウェアの会社に転職しました。
身についたスキル
飛び込み営業のスキル、通信機器の知識
最初の転職➙ソフトウェアの会社
最初の転職で入社したのはソフトウェアの会社でした。そこでは自社製品のソフトウェアの販売を手掛けました。
あわせてパソコンやネットワークも取り扱いました。ITの知識が一気に広がりました。
身についたスキル
パソコン全般の知識、ソフトウェアの知識、ネットワークの知識など
2回目の転職➙ネットベンチャー
徐々に世の中にインターネットが普及してきました。ネットビジネスに興味が湧いたので、ネットベンチャーに転職しました。
インターネットを使ったサービスの営業を行いました。新しい考え方や先進的なサービスをたくさん勉強できました。社風が馴染めずにすぐにやめちゃったんですけどね(笑)
身についたスキル
インターネット全般の知識、ベンチャー企業の文化、マーケティングの知識など
3回目の転職➙IT企業
ネットベンチャーが馴染めなかった私は、これまでの経験が活かせるようなIT企業に転職しました。そこではポータルサイトを立ち上げを担当しました。
ネットビジネスの収益性の高さやサイト運営のノウハウなどを学びました。
身についたスキル
事業立ち上げの経験、SEOの知識、ネット広告やネット集客のノウハウなど
このようにして考えると、新卒で入社した企業で頑張っていたら、IT業界の成長の波には乗れなかっただろうと思います。嫌々ながらも将来性を考えて仕事をしてきたことで、やる気もメンタルもヒョロヒョロだった甘ちゃんすぎるわたしでも、辛うじて未来を切り開くことができたのだと思います。
転職を繰り返した結果、わたしの場合は結果論ではありますが、IT業界の大きな成長のうねりの中で波に乗ることができ、自分を成長させることができたと思います。
転職を繰り返したことで身についたスキル
✅飛び込み営業のスキル、通信機器の知識
✅パソコン全般の知識、ソフトウェアの知識、ネットワークの知識など
✅インターネット全般の知識、ベンチャー企業の文化、マーケティングの知識など
✅事業立ち上げの経験、SEOの知識、ネット広告やネット集客のノウハウなど
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転職せず安定した企業に最初から勤めたほうが良いのでは?
わたしの場合、新卒時の就職活動がちょうど氷河期だったため、あまりうまく行かずに安定した上場企業に就職することができませんでした。良い企業に初めから就職して定年まで安定して働いた方が良いのでは?という思いもあります。
安定した上場企業ではなくても、最初に入社した会社でじっくりと働いた方が、落ち着いた人生を楽しめると思います。
ただ、わたしがいた会社は1社は合併で消滅、2社は倒産しています。
わたしが新卒時に就職活動をした企業や転職活動をした企業も、多くは合併や倒産していて20年も続く企業は多くありません。
現存する昔ながらの企業も、業績が厳しいところも多く、常に時代の変化に対応できるような企業だけが相変わらず生き残っています。
わたしがこれまで社会で経験してきた20年余りの時代の変化の中で、しぶとく生き残っているた企業は変化に強い組織のため、定年まで安定してのんびり働けるということはないのでしょう。
だから、同じ企業に在籍するにせよ、転職をするにせよ、変化に対応することがわたしたちには必要です。この時代、安定した企業など無いのです。いま現在は安定した企業であったとしても、変化なくしてはこの先が厳しいのです。
転職してもしなくても、自分自身が積極的な変化に対応しなければ、いずれ時代に取り残されるということなのです。
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まとめ 転職を繰り返した結果、変化に対応できる人材になれます
変化に対応できる人材にならないと時代や業界の変化に取り残され、会社でも居場所はなくなっていきます。
変化を前提に自分のキャリアや働き方を考えて、転職を繰り返して変化の波を自分で起こしていくのも良いでしょう。
転職は大きなストレスや労力が伴います。時間もかかりますし、転職活動がうまくいかない時もあるでしょう。
いままでの自分を分析して振り返ったり、自分のアピールポイントが見つからず、書類選考や面接で苦労することもあるでしょう。
でも、そんな転職活動のすべてが新しい自分への変化であるし、そんな転職を繰り返すことで自分がどんどんアップデートされていきます。
何も変化を自分で起こさずに過ごした10年後の自分と、失敗を恐れずに積極的に変化に対応していった10年後の自分、どちらに価値を感じますか?
さらにその先の10年を考えた場合に、変化を起こさなかった自分と変化に対応していった自分、どちらがうまく時代を生き抜けると思いますか?
転職を繰り返した結果、人は成長することができます。自ら成長のきっかけを作るなら、転職がオススメですよ!
以上、転職を繰り返した結果【変化に対応できる人材になる】でした。
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