在宅勤務の必要性が急速に高まっています。会社に行かずに働くということに慣れていない方にとって、在宅勤務は違和感でしかないと思います。
わたしの経験としては、在宅勤務をしたこともあるし、在宅勤務者の管理もしているので、ある程度ノウハウがある状態です。
在宅勤務には独特の問題や悩みがあったりします。
今日は在宅勤務の過ごし方、注意点、メリハリのつけ方などをまとめてお伝えしたいと思います。
目次
仕事の環境を整える
まず、家庭で仕事をすることになるので、仕事ができる環境を整える必要があります。
理想は
・個室で静かな環境である
・光回線があり、Wi-Fiが飛んでいる
・モニターやキーボード、マウスを用意
・デスクやチェアも仕事用に用意
ここまでできれば完璧です。
ですが、そこまで完璧に用意できる人も少ないでしょう。
・家がそもそも狭い
・家具や備品を増やせない
・個室空間が取れない
・光回線がない
・子どもに邪魔される。などなど。
昼間からお子さんがいたりすると、もはや仕事にならないことも。家族が他にもいる場合は、交代で集中できる時間を確保しましょう。
どうしても集中できる時間や環境が整えられないという場合もあります。
クルマや公園、トイレなどにこもったり、イヤホンで雑音をシャットアウトするという手もあります。
どこまで仕事に集中できる環境や時間を作れるかは、まったくのケースバイケースになります。家族の協力をお願いしたり、使えるものをフルに使って、仕事に集中できるように努力してみましょう。
時間にメリハリをつける
家でずっと仕事をするということに慣れていないと、時間の管理が難しいです。
単調な時間がずっと続くことによって、集中力が低下したり、疲労が溜まっていってしまいます。
対策としては
・1日のスケジュールを立てて実行する
・50分作業したら10分休憩を入れる
・在宅だと5時間くらいしか集中できないと割り切る
・集中できる時間に成果が求められる仕事をやる
など、とにかくメリハリが必要です。
ずっと黙々と作業をしてしまうと、思った以上にストレスが溜まるものです。
メリハリをつけて、頭や身体、心も定期的にリセットするようにしましょう。
朝や夜で時間調整する
ずっと家で仕事をしていると集中できる時間が確保できなかったり、孤独感や疲労感で集中力が継続できない場合があります。
そんなときは、朝早く起きて仕事をしてみたり、夜の静かな時間に仕事をしてみましょう。
たとえば、1日8時間相当の仕事をしないといけないとした場合、
昼間だけで8時間仕事することができないならば、
・早朝に1時間
・寝る前に1時間
早朝と夜に仕事をやる時間が2時間確保できれば、昼間は6時間を仕事をすれば良いことになります。
仕事をする時間を分散して、効率的に集中することも考えてみましょう。
運動不足に気を付ける
在宅勤務になると、通勤が無くなり、オフィスフロアを歩くことがなくなり、客先へ出向くこともなくなります。
運動不足が深刻です。一日中座りっぱなしだと、エコノミー症候群にも気を付けないといけません。
水分補給を心がける、たまに立って仕事をする、ストレッチをしたり外を散歩する、家で出来るトレーニングマシーンを導入するなどが対策となります。
ストレスから、つまみ食いやおやつ、ジュースなどが増えてしまいがち。ガムをかむ、仕事中は水かお茶にするなどで肥満にも注意しましょう。
ホウレンソウは意識的に増やす
在宅勤務をしていると会社や上司からは状況が見えにくくなります。同僚からも『あの人、仕事してんの?』なんて思われかねません。
メールやグループチャット、電話なども活用して、意識的にホウレンソウを増やしましょう。
在宅勤務をしている時は、業務連絡や客先からの依頼に対して早いレスポンスも意識しましょう。
ビデオチャットを活用する
ZOOMやTEAMS、Skypeなどを使って、ビデオチャットも活用していきましょう。
上司や同僚、客先との打ち合わせにも積極的に利用して、なるべく顔が見える状態で仕事をしていきましょう。
商用利用をする場合は、それぞれのサービスの利用規約に注意も必要です。会社から許可を受けているものを利用するようにしたり、新たに利用する場合は会社や上司に確認をしましょう。
成果が出ているかを毎日意識して働く
在宅勤務は休暇でも休憩でもありません。
原則的には通常出勤時と同等の成果が求められます。
家にいるとだんだん気が緩んでしまうケースもあります。ですが、成果は変わらず求められているものです。
今日はどんな付加価値を生めたのか、明日はどれだけ仕事を効率化できるのか、売上や実績、改善はどれだけ進んだのかなど、成果にコミットして在宅勤務をするようにしましょう。
在宅勤務でどれだけ成果を残せたかが、自分の評価になっていきます。
気を引き締めて、在宅勤務であるからこそ成果にコミットしていきましょう。
まとめ 在宅勤務はストレスとの戦い!【注意点・過ごし方・メリハリなど】
というわけで、在宅勤務の注意点、過ごし方、メリハリのつけ方をご紹介しました。
最後にまとめますと
・仕事の環境を整える
・時間にメリハリをつける
・ 朝や夜で時間調整する
・ 運動不足に気を付ける
・ ホウレンソウは意識的に増やす
・ビデオチャットを活用する
・ 成果が出ているかを毎日意識して働く
気を付けていても、在宅勤務が長くなるとだんだんゆるみが出てきます。メリハリをつけて、気分をきっちりと切り替えながら、スケジュールを立てて毎日を過ごすようにしたいですね。
ストレスの発散も大切。
わたしの友人や同僚は、在宅勤務を活かしてランチや夕食を作るのを楽しんだり、子どもの面倒を積極的に見たり、自宅でできるトレーニングを頑張ったりしています。
仕事に集中するためにも、仕事以外の自宅でできる楽しみややりがいを見つけることも大切ですね。