仕事でSEOをやってから、もう15年?くらい経ちます。
このブログを始めてから、もうすぐ2年経ちます。
個人ブログのSEOは難しいと思っているというのがわたしが最近思うこと。
企業やメディア、個人ブログでも強いものと、わたしのような普通の個人ブログ。
いったい何が違うのか?
それが、『専門性と独自性と誰に向かって発信するのか』ってことが明確になっているかどうかです。
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この記事でわかること
SEOにおける専門性とは?
ここからは、実際にわたしが仕事で携わっているポータルサイトを例にして説明していきます。
わたしがやっているポータルサイトは年間PVが3000万、年間の延べ利用者が200万人ほどです。
月にすると平均250万PV、月間で17万人ほどが利用するサイトです。
ポータルサイトとしては大きくはありませんが、専門性があるのでそのジャンルとしては利用者が多いサイトです。
市場としては大きな市場をターゲットにしていますが、その中でも特定のジャンルに特化していて、そのジャンルにおいては情報が網羅されていて、他のサイトと比べると最も情報が充実しているサイトになっています。
つまり専門性が高いサイトですね。
ちょっと具体例で説明しますが、例えば、旅館やホテルを扱うポータルサイトは数あれど、民宿に特化しているようなイメージです。
旅館やホテルの情報に関しては、大手のポータルサイトにかないません。
でも、大手のポータルサイトは商売の規模的に民宿に特化することはできません。
わたしが仕事でやっているポータルは民宿に特化しているような専門性があるイメージです。(実際は民宿ではないけど)
民宿の情報は細かくて、メンテナスも大変だから、大手は手を出しにくい。営業も細かくなるし、探しているユーザーもパイが小さい。
でも、ニーズは根強くあるし、大手が攻めてこないので商売としてはおいしいジャンルだったりする。
民宿に特化しているので、『地域名 民宿』みたいな検索で上位が取りやすい。
でも、民宿に特化しているので『地域名 ホテル』では全然上位が取れない。大手には勝てない。
大平原で大軍で戦うことは大手に勝てるわけがない。
でも、ジャングルのゲリラ戦なら大手には負けない。
大手はそもそもジャングルで勝とうと思っていない。
でも、ジャングルにはそれなりにおいしい果実はあるし、そこで負けない強さを持てば誰もあえて攻めてこない。
そんなイメージかもしれません。
そういうゲリラ戦ができるような専門性があると、SEOでもますます強くなっていきます。
個人ブログにおいても、広く浅い話題を扱うのではなく、特定のジャンルの限られた部分において専門性を出すと良いでしょう。
なぜなら、専門性が出しやすいからです。
たとえば、キャンプのブログはいっぱいあるけど、焚火に特化してみるとか。
キャンプという広いジャンルで専門性を出すのは大変。。。
でも、キャンプで楽しむ焚火だけについてだったら、なんとなく極められそうな気がしませんか?
SEOにおける独自性とは
SEOにおいては独自性が大切だと言われています。
オリジナリティのあるコンテンツが重視されるからです。
なぜ、オリジナリティのあるコンテンツが重視されるのかというと、Googleの検索結果では同じような情報をいくつも並べるのを避けているからです。
同じような情報を検索結果でたくさん並べても、検索ユーザーの満足度は得られません。
『なんだよ、みんな同じじゃんかよ。。。』と思ってしまいます。
なので、Googleは多様性のある検索結果を返して、いろいろな検索ユーザーのニーズを満たそうとします。
だから、個人ブログが発信する情報には独自性がないと検索結果で上位に表示されることはありません。
たとえば、『外出先でも仕事ができるオススメの【ポケットwi-fi】10選』みたいな記事を個人ブログで書いても上位表示できません。
そんな記事を書く個人ブロガーは世の中にあふれていて、さらに企業やメディアが書いている記事のクオリティと情報量には勝てません。
独自性が出せないので、いつまで経っても検索結果で上位表示されません。
独自性を出さないといけません。もっとオリジナリティのある切り口が必要です。
『子育てと仕事を両立する節約主婦がコスパで選んだおすすめポケットwi-fi5選』
みたいな感じでしょうか?ニーズがあるかどうかわかりませんが、かなりオリジナル性がある記事になると思います。
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SEOにおいて誰に向かって発信するのかが重要な理由は?
SEOにおいては、誰が発信するのかが重要です。
いわゆるインフルエンサーのような影響力が強い人ならば、SEOで上位表示しなくてもユーザーがついてきてブログをいっぱい見てもらえます。
ブログをいっぱい見てもらえるので、結果的にSEOでも評価されて検索結果で上位表示されます。
だから、インフルエンサーになるのは、非常に合理的です。
でも、一般の個人ブロガーが大きな影響力を持つのは難しいです。
『誰が発信するか?』という点について、あまり強みを発揮できません。
だから、『誰に発信するか?』という点において明確なポリシーを持つ必要があります。
的が絞れていなければ、どこにも刺さる情報にならないからです。
たとえば、先ほどの『子育てと仕事を両立する節約主婦がコスパで選んだおすすめポケットwi-fi5選』についていえば、子育てと仕事を両立していて忙しい主婦が厳選したポケットwi-fiだから、めっちゃコスパが良いものを紹介してくれそうな気がします。
男性のビジネスマンだったり、自宅の光回線を探したりしているユーザーには、何も届かない記事です。
でも、『ポケットwi-fiを探していた子育てと仕事を両立している節約主婦』には、急所をつかれたくらいに読みたくなる記事になります。
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個人ブログは上位表示できない?
では、結局のところ個人ブログは上位表示できないのでしょうか?
専門性があり、独自性があり、明確な誰かに向かって記事を書いているブログであれば、上位表示できる可能性があります。
逆に、話題が広く、ありきたりで、誰に向かって書いているかわからない記事やブログは、いつまで経っても上位表示できないと思います。
そう、当ブログのようなありきたりのブログが上位表示できない典型的なブログですね(/・ω・)/
まとめ 個人ブログのSEOで大切な3つのこと【専門性・独自性・誰に向かって発信するの?】
というわけで、個人ブログのSEOで大切な3つのこと【専門性・独自性・誰に向かって発信するの?】という解説でした。
最後にまとめますと、個人ブログがSEOで上位表示を取るのは難しいので、
1・専門性が高いこと
2.独自性を出すこと
3.明確な誰かに向かって発信すること
最低でも以上のことが大切です。
他にもライバルサイトの状況や、参入するジャンルも重要ですが、まずは上記の3つについて現在のブログが改善できる余地があるのかを考えてみましょう。
改善の余地があれば、専門性と独自性とターゲットを明確にしていきましょう。
現在のブログでは難しい場合もあります。
そのときは、いままでの経験を踏まえた新しい特化型のブログを立ち上げてみましょう。
とにかく、どんなに毎日記事を書いても、雑多なブログでは結果は出ません!
以上、個人ブログのSEOで大切な3つのこと【専門性・独自性・誰に向かって発信するの?】でした!
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